昨日、デモリッシュ地方にて魔サイを投げて飛距離を競う、魔サイ投擲祭りが開催されました。
このお祭りは、デモリッシュ地方随一の豪傑と名高いスローイングデーモン氏がかつて魔王城の城壁に魔サイを投げつけて風穴を空けたという伝説上の逸話から始まったもので、毎年地元だけでなく魔界各地から数多くの腕自慢魔と見物魔が集まります。

魔サイが一本角で空を裂いて飛ぶ姿は非常に猛々しく縁起物としても好評で今回はなんと、先月のデビルキラーズ戦で9999999イニングを無失点で完投、キラーズ打線を皆殺しにしたばかりのあの豪速球・九九十肩投手が参戦。
豪速球投手はブルペンで999999時間ほど肩を温めてから登板し、特徴のあるアンダースローから繰り出された魔サイは秒速666666キロメートルでしばらく飛行してから姿勢を安定させ、肋骨が被膜を張りながら変形。風を受け止めて滑空し、魔界を3周したのち人間界を破壊し尽くしてから投手の元へ帰還しました。

飛距離は勿論計測不能。満場一致、文句無しの魔界新記録を見せつけ見事優勝を獲得しました。
この偉業に対し、来賓席のスローイングデーモン氏は激烈に拍手、感涙。そしてついには「見事なりや」と評して自身の腕を捩じ切り豪速球氏に授与しました。

今年28本目の腕を手に入れた豪速球投手は「まさしく、恐悦至極」とコメント。もう一度魔サイを投げて魔界を4周させ、人間界を追撃しています。
FullSizeRender