開店から9999999年間の永くに渡りメディアによる取材の一切を拒否していた居酒屋『ゑびる』に対し、複数の魔界出版社が連合しての強行取材軍が編成、攻撃が開始されたが4分後に壊滅した。
だが、折良くその戦闘の後に来店した我々による取材の申し出を女将は「今日はいっぱい殺したから特別に入っていいよ」と快く受け入れてくれた。

血文字のメニュー表には『魔魚の鰭酒』『ヒトのなめろう』といった定番から『獄菊の魔天ぷら』『瘤痣痢煮』などの通好みなものまでがずらりと並ぶ。最も人気のあるメニューは、女将さんが自身を溶岩に漬け込んだ『女将漬け』とのことだ。
女将漬けの表面はサクサクで中もサクサクとしており味は無く、炭化した女将の破片が口内の水分を吸って再生する様子を楽しむ事が出来るという一品だ。

『ゑびる』店内はマグマ酒を飲んだ常連客が燼滅したり、料理人が魔牛もも肉に蹴り飛ばされ絶命しているなど、かなり賑やかな雰囲気。上司や抗争相手、親の仇などを連れ込んで殺すにはもってこいの店と言えるだろう。
666666年物焼き魔魚
(ゑびるの看板メニュー、魔魚の煮付け)