魔牛の肉の中でも筋繊維の詰まった歯応えのあるタン()は希少だが人気のある部位であり、入手が困難なものである。

その品薄を改善するために魔界大学の研究チームは舌の数を増やした魔牛を研究・開発していた。

そして先日の学会発表において完成した魔牛がお披露目され、4444本の舌を蠢かせて研究員らを捕食した。

既に量産化の目処は立っており、来週からは改良魔牛タンが市場に流通するという。

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