豊かな魔界の自然に四方を囲まれたドビル村。
都会から離れたこの土地では「魔土の煮物」「干し魔土」など、ここでしか味わえない独自の魔郷土料理が数多く存在しており、中でも観光客に人気なのが「まが汁」と呼称される、恐らく液体と思われるものです。
真・まが汁 元々は「まだ汁」という名称で、完成までに時間がかかり「まだ出来ないのか」と悪魔からよく恫喝されたことから
そう呼ばれていましたが、それが瘴気によって今の呼称に変貌したものと信じられています。
ドビル村特産の邪菜などを村長の家に代々伝わる秘伝のレシピで仕上げた、まさにここでしか味わえない一品です。その香りは何にも例えがたいとしか言いようのないものですが、少なくとも口に運ぶのは御免被りたいと感じました。

今回取材を引き受けていただいた村長のマガオさんは「村は今これ
(まが汁)が液体なのかどうかで争っとる。忙しいから用が済んだら帰るか争え」とやや不機嫌な様子でした。 なお、今回特別に村長から脳を拝借し、調査班の解析によりまが汁のレシピを入手できました。 以下に掲載していますので、ぜひ皆さんも自宅で作りましょう。 〜まが汁 66666666666666人前〜
【材料】
・中級魔族 999999体 ※上位魔獣6666体でも代用可能
・季節の邪菜
(お好みで) 4444t
・デモニス酸 4g
・邪素 200dae/m
・怒り ふんだんに
【作り方】 1.怒りながら材料を大きめの鍋に全て詰め込み、好きなだけ煮る 2.皿に盛る 3.ヒトの中指を添えると、お洒落でよい グルメエビル氏 画像:今回脳を拝借した、ドビル県村長のマガオさん。
一子相伝のレシピであるとのことだが、度重なるお家断絶により8回ほど失伝しているそうだ。