魔界で今、四角いデビルが流行しています。
関節を全て溶接して正四角形になったスクエアデビル氏は「ようやく僕の時代が来たって感じがするね」と笑顔で語っており、スクエアデビル氏のもとには999999体もの観衆が群がって記念撮影などを行なっています。
一方、全身が一個の肺で、空気を吸って丸くなれる風船デビル氏の周りには一切魔物の気配がありません。
風船デビル氏は「火山を密輸入した不祥事がよくなかったのかも」と己の罪を反省していますが、その瞳は確かな怒りと憎しみで満ち溢れていました。
この一連の流行について占い師に尋ねたところ「不吉。黒い大樹は枝葉を伸ばし空を覆う」と答えており、背筋も凍る恐怖が魔界中を覆っています。
悲しいエビル
(占い師)