魔界の大気を構成する要素のうち、実に99.4%を占める物質であるデモグロビン。
これまでその名前と大気中の割合以外は一切不明なままでしたが、全て破壊大学の3日間による調査の結果、案の定生命に有害な物質であることが判明しました。 全て破壊大学の権威ことジャンボエビル名誉毀損教授によると、呼吸などで取り込まれたデモグロビンは体内の栄養を際限なく奪い続ける特徴があるため、魔界にいるほぼ全ての悪魔はいつ栄養失調で突然死してもおかしくない状態であるとのことです。 また、デモグロビンはその日の気分次第で体内の臓器の位置をランダムに入れ替える、勝手に脳を溶解させて涙の代わりに排出するなど、体内で迷惑行為を行うことも判明しています。 ジャンボエビル名誉毀損教授はこの調査結果について「結構エビルで、いいね。デモグロビンの研究が進めば、もっと壊せるものが増える」とにこやかな笑みを見せており、改めて破壊行為と破壊に繋がる研究以外には一切興味がないことを示しています。

インテリ悪魔
全て破壊大学の権威こと、ジャンボエビル名誉毀損教授。
毎日のモーニングルーティンで月を破壊している。（画像提供：全て破壊大学 損壊学部）