先週喪曜日、怒悲(どひ)県のデモニックレストランで周囲の有機物・無機物を余すことなく破壊し、非常に迷惑な存在だったとして尖鬼(とがりおに)容疑者が逮捕されました。
現場から半径4444kmの存在は全て丁寧に破壊されていたとのことで、現場検証を行った怒悲県魔警は「すっげぇ」と感想を述べていました。

尖鬼容疑者は事件当時デモレスで食事を行っており、ドリンクバーのおかわりのために立ち上がった後に思い出したかのように破壊活動を開始していたことが捜査により明らかとなっています。
取り調べに対しては「悪気はなかった。立つ鬼は跡を遺さない、という師の教えを守っていた」と供述し、また嘘ではなく本当に反省した態度を見せたため魔警察を驚愕させています。

我々は、容疑者の師として教えを説いた張本人こと本気鬼(まじおに)氏を取材しましたが「きっと(容疑者は)お腹を空かせてる、行かなくちゃ」とだけ答えるとそのまま取材陣の囲いを突破し、足早に怒悲県方面へ去っていきました。
鬼師弟
師として言葉を教える本気鬼氏と、熱心に話を聞く尖鬼容疑者の写真。