毎月666個の掛け臓を支払うことで死後起こりうるあらゆる心配事から解放されるという『デス保険』の販売を抹殺損保が開始した。

抹殺損保の発行する魔パンフレットによるとこのサービスに加入した悪魔(以下、被保険魔)が死んだ場合は999999個の魔臓が払い出されるほか、遺体が復活しないように潔く焼却される、遺族が生き恥を晒さぬよう一族郎党根絶やしにしてもらえるなど死に関する様々な補償が受けられるとのこと。

一方でこのデス保険、被保険魔が今後の生涯で死ななければ無駄臓を支払うだけに留まることや、道行く悪魔に無理矢理保険を掛けて殺害することで保険臓を略取する行為などが問題となっている。これについて抹殺損保の社員は「ガタガタ言わんとキッパリ死なんかい」と説明しているようだ。
全ての魔族は文字を失いました。