轟音市爆音町の路上で眠りにつこうとしていた上級魔族、暴・爆瀑氏(66666666歳)が周囲の騒音に激怒し、激しく暴力を振るう事件が発生しました。

魔警察の調べに対し暴・爆瀑氏は「瞼の裏で、赤い肉が迫るだけ」と曖昧な供述を続け、まもなく釈放されました。その後再び路上で横臥し唸ること更に99年が経過しましたが、その目は爛々と輝いており通行魔からは「本当に眠る気があるのか?」「殺すぞ」「死ね」「殺すぞ」と罵倒の声も少なくありません。

この事件について眠りの専門家である熟睡デーモン氏は「厳密に言うと、『死』と『睡眠』は同じではありません」と的を得ない説明を行なったため処刑され、真の眠りについています。
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