昨日未明、低級悪魔が直径4mほどの不気味な穴の前で不審死していることが発覚した。
通りすがりの探偵デビルは「この穴は死亡悪魔自身の上左耳穴だろう。穴を見つけて大はしゃぎの低級悪魔が自分の耳穴とも知らず絶叫し、その後は鼓膜への大ダメージと苦痛による悲鳴がループし、最終的に死に至ったのではないか」と推測している。
設置されていた監視カメラからも、事件発生時刻に自分の上左耳を抑えて転げ回る低級悪魔の映像が確認されており、探偵デビルの推理が裏付けられた形だ。
ご満悦の探偵デビルはすぐさまこの功績を魔界警察に報告したものの、「初歩的な通報には初歩的な暴力で報いますよ」との返答を受け、右中耳が爆発して即刻死亡した。

蘇った探偵デビルはこの件に対し「忙しいのに邪魔しちゃったかな……」と反省しており、脳の半分を魔界警察に寄付する声明を行った。
事件髑髏

(探偵デビルが解決したもっとも有名な事件 犯人が明らかだ。)