世にも珍しい、「砕骨」に特化した専門店“撃滅骸骨”がクチコミを中心に話題を集めています。
撃滅骸骨は「粉骨砕骨」をモットーに掲げながら砕骨活動を続けているエビルの集団です。
骨を砕くためだけに魔界に存在を留めているエビルたちがスタッフとして在籍しており、常連からは「骨を砕くことに一切の躊躇いがなく、毎回その気概に圧倒される」と好評を博しているようです。

取材中にお店を訪れた常連エビルは、「今日は大腿骨44本!それもうんとボキボキで」と慣れた様子で注文。店長は「いくねぇ」と笑顔で答えると、慣れた手つきで大腿骨を次々と粉砕していきました。
骨を砕かれたエビルは「ううぅ い、痛えぇ」と喚きながらボロボロと涙を流し、何とか立ち上がると足を引きずりながら店を後にしています。

撃滅骸骨の代表を務める全粒粉さんは「”骨折り損”という言葉に騙されて、砕骨を忌避している愚かエビル共がまだ多くいる。本当に嘆かわしいことだ、全てに対しての憤怒が収まらん!」と怒り心頭の様子。
また「骨は砕けた所から新しく生えてくる。砕けば砕くほど量が増えてお得」と砕骨の有用性を熱く語り、全エビルの無骨化・軟体化を目標として今後も活動を続けていく方針を示している。

禍家ざんこく
6年という歳月をかけ、「砕骨」の何たるかを熱く語ってくれた全粒粉さん。
取材中も愛用のトンカチで自身の頭蓋を砕いており、その気概が伺える。