昨年度に魔界で発生した暴力が年間の規定量に到達したため、その褒美として魔界に秋が到来しました。
魔界各地では秋の始まりに呼応したのか、魔キノコの一種「マガタケ」が魔界山から続々と降りてくる姿が観測されています。

マガタケ
魔界の中央にそびえる魔界山。
山そのものが大きなマガタケである説が囁かれている。


秋に旬を迎えるマガタケは味や香りが非常に良く、「海のヘルウニ」「闇のドミゲ」と共に“魔界秋の三大轟味”に数えられています。
禍鍋の具材として重宝されるほか、サッと炙るだけでも絶品とされていますが、マグマにディップして丸呑みにする食べ方が味や香りを最も台無しにする方法として親しまれています。

全ての時間をマガタケ研究に費やしてきたというデモン・マッシュ氏は「その味と香りは大したものだが、我々も彼らにとっての“秋の味覚”である事を忘れてはならない」と警告し、もしマガタケに見つかっても無闇に抵抗しないように注意を呼びかけています。

マガタケ
生後半年ほどのマガタケ。この上級魔獣666体分のパワーを有している。
エビルハントは基本食事のために行うが、ただ殺欲を解消するために魔里へ赴く個体も確認されている。