魔ヶ魔ヶ森の深部に存在する魔ヶ魔ヶ湖に、自称魔界で最も熱いデーモン、燃焼六千兆氏が訪れ高飛び込みを開始しました。

しかし『焼け魔に水』とはまさにこのことで、燃焼氏の体表に触れた水は悲鳴をあげて蒸発。魔ヶ魔ヶ森を覆う深い霧となっています。

更に、今回蒸発したのは水のみに留まりませんでした。
前回の水浴びで虐されていた魔土は著しく劣化しており、燃焼六千兆氏に触れるやいなや完全な熱崩壊を起こしたのです。
燃焼六千兆氏はすべてを溶かしつくした後地獄の巨釜に着陸。
その灼熱の體は心地よいミストでしっとりと湿っていたそうです。
燃焼六千兆氏は「反射熱が暖かい。俺ってこんなに心地よいんだ」と自らの新たな側面に恍惚を隠そうともしませんでしたが、地獄に土足で踏み入った罪で閻魔大王により死刑が下されています。
閻魔大王は本件について「Too hot」とのみ回答しており、魔界言語学の権威たちがこぞってこの言葉の意味を探っています。

大釜
(蜂蜜レモン この写真を撮影した4秒後、燃焼六千兆氏の飛び込みにより完全蒸発した)